インフル対策
手洗い用ハンドソープ
のお知らせです。
なんと家庭でも気軽にイソジン手洗いができる製品ができました。
イソジン泡ハンドウオッシュというものです。
医薬品でやや高いですがもちろん殺菌能力にはすぐれています。
希望小売価格、1029円だそうです。
使ってみると、ヨード独特のにおいがします。
勤務医時代の手術を思い出させてくれました。
家庭での使用方法として、より殺菌したい時はイソジン泡ハンドウオッシュを、普段の時は、一般的なキレイキレイハンドソープなどを使用されてはどうでしょうか。
キレイキレイはハンドソープで4割前後のシェアを持つ最大ブランドだそうです。
マスカットの香りは子供も積極的に手洗いをしてもらおうという狙いからの製品だそうです。
泡タイプのソープは、手になじみやすく洗い落としが少ないと思われます。

新型インフルばかりに注意がいってますが、冬はノロウイルスなども活発化する時期です。
手洗いとうがい、そして鼻うがいは健康を維持する基本です。

ところで、イソジンでのうがいは効果がないという報告があることをご存知ですか?
このお話は次回に。
のお知らせです。なんと家庭でも気軽にイソジン手洗いができる製品ができました。
イソジン泡ハンドウオッシュというものです。
医薬品でやや高いですがもちろん殺菌能力にはすぐれています。
希望小売価格、1029円だそうです。
使ってみると、ヨード独特のにおいがします。
勤務医時代の手術を思い出させてくれました。
家庭での使用方法として、より殺菌したい時はイソジン泡ハンドウオッシュを、普段の時は、一般的なキレイキレイハンドソープなどを使用されてはどうでしょうか。
キレイキレイはハンドソープで4割前後のシェアを持つ最大ブランドだそうです。
マスカットの香りは子供も積極的に手洗いをしてもらおうという狙いからの製品だそうです。
泡タイプのソープは、手になじみやすく洗い落としが少ないと思われます。

新型インフルばかりに注意がいってますが、冬はノロウイルスなども活発化する時期です。
手洗いとうがい、そして鼻うがいは健康を維持する基本です。

ところで、イソジンでのうがいは効果がないという報告があることをご存知ですか?
このお話は次回に。
新型インフルエンザがやってきた!
10月11日(日)12日(祭日)のインフル騒ぎ。当番病院に押し寄せたインフル患者の波。
そんな報道を見ていていた10月13日(火)の朝
息子が38.0℃の発熱でした。
平熱は36.5 ℃前後です。
one point advice:平熱をしっかりと知っておくことは大切です。
インフル検査は陰性。
のども痛くない。咳も鼻汁もなし。発熱以外の症状なしでした。
インフルの可能性も考え、漢方の麻黄湯のみを飲ませる。
また、お手洗い以外は部屋から出ないということに。
one point advice:熱が出たからといって、インフルエンザの場合にアスピリン(バファリン)やボルタレンなどの解熱剤を使用することはリスクがあります。インフルエンザ脳症やライ症候群との関係が疑われています。
食事も運んで机の上に置く。
小さな背中を見せながら、ぽつんと一人で食事をしている姿をみるとかわいそうだが仕方がない。
ぐっと我慢を。
アクエリアスを買ってきてよく飲むように言い聞かせる。
one point advice:感染の拡大を防ぐことが大切。発熱時は水分補給に加えて塩分も取ることが必要なのでアクエリアスなどがぴったり。食事の時に梅干しもgood。
小学校にお休みの連絡。
この日の午後、小学校から連絡。
クラスの12人が発熱でお休みし、8人がインフル陽性だったとの報告あり。
この週は学級閉鎖となりました。
10月13日(火)の夕方
熱は、37.0℃に下がる。
普通のインフルにみられるような症状は何もなし。
どちらかというと元気なよう。
友達の小児科医に尋ねると
報道で言われているような重症化する例は少なく、1日くらいで熱も下がるのがほとんどというお話。

上の図からわかるように、たくさんの数の患者数になれば、比率は変わらなくても総数は増えることになります。
逆に見ると大多数の患者は治療しなくても自然に治癒するともいえます。
同じ1%の重症化率でも、100人の患者では1人が重症化、1万人の患者では100人が重症化することになります。
それを全てマスコミで報道しますと、たくさんの数の人が重症化していると錯覚するという訳です。
10月14日朝(水)
熱は、36.8℃。
念のためインフル検査をすると、A型陽性に出た。
状況からインフルの可能性は強かったが、あまりに症状がないので陰性かもと考えていた。
熱はほぼ下がっていたが、タミフルを飲ませる。
one point advice:季節性インフルではタミフルは発症から48時間以内に投与しないと有効ではないと言われていますが、新型インフルは48時間以降でも肺の中でウイルスの増殖は続くために服用の効果はあると考えられます。
いたって元気で部屋を出て遊びたがる、が部屋から出ることは我慢してもらう。
one point advice:熱が下がっても、感染力は残っています。解熱後も最低2日間は外出などは避けて、人にうつさない事がとっても大事です。
10月15日(木)朝
熱は、36.3℃と平熱へ。
元気もよく、食欲もいつもと同じ。
さかんに部屋を出て遊びたいようだが、解熱後48時間を厳守。
one point advice:新型インフルの重症例は、インフルエンザ様症状が改善後、再発熱や咳の悪化することが危険な兆候です。油断しないように子供はよく観察することが大切。
PS. 家族への感染は防ぐことができました。
まとめ:今回の新型インフルは、一般的には軽症と考えられます。そして症状の幅が非常に広く、典型的な症状を来さない軽い症状のみで治ることが多いようです。一方で一定の率で重症例も出ています。この重症例のほとんどがウイルス性肺炎で、その経過は1〜2日には通常のインフルエンザ症状だったのが、3日目以降に急激に悪化しているとのことです。もちろんその症状の出現の仕方には個人特有のものがあります。
重症化に至る危険な兆候
1. インフルエンザ様症状改善後の再発熱や咳の悪化
2.激しい持続性の嘔吐
3.頻呼吸や呼吸困難
4.蒼白、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色を帯びること。唇・爪・四肢の先などで目立つ)
5.水分摂取不良
6.意識あるいは意志疎通不良
7.機嫌が悪く、だっこされることをいやがる
そんな報道を見ていていた10月13日(火)の朝
息子が38.0℃の発熱でした。
平熱は36.5 ℃前後です。
one point advice:平熱をしっかりと知っておくことは大切です。
インフル検査は陰性。
のども痛くない。咳も鼻汁もなし。発熱以外の症状なしでした。
インフルの可能性も考え、漢方の麻黄湯のみを飲ませる。
また、お手洗い以外は部屋から出ないということに。
one point advice:熱が出たからといって、インフルエンザの場合にアスピリン(バファリン)やボルタレンなどの解熱剤を使用することはリスクがあります。インフルエンザ脳症やライ症候群との関係が疑われています。
食事も運んで机の上に置く。
小さな背中を見せながら、ぽつんと一人で食事をしている姿をみるとかわいそうだが仕方がない。
ぐっと我慢を。
アクエリアスを買ってきてよく飲むように言い聞かせる。
one point advice:感染の拡大を防ぐことが大切。発熱時は水分補給に加えて塩分も取ることが必要なのでアクエリアスなどがぴったり。食事の時に梅干しもgood。
小学校にお休みの連絡。
この日の午後、小学校から連絡。
クラスの12人が発熱でお休みし、8人がインフル陽性だったとの報告あり。
この週は学級閉鎖となりました。
10月13日(火)の夕方
熱は、37.0℃に下がる。
普通のインフルにみられるような症状は何もなし。
どちらかというと元気なよう。
友達の小児科医に尋ねると
報道で言われているような重症化する例は少なく、1日くらいで熱も下がるのがほとんどというお話。

上の図からわかるように、たくさんの数の患者数になれば、比率は変わらなくても総数は増えることになります。
逆に見ると大多数の患者は治療しなくても自然に治癒するともいえます。
同じ1%の重症化率でも、100人の患者では1人が重症化、1万人の患者では100人が重症化することになります。
それを全てマスコミで報道しますと、たくさんの数の人が重症化していると錯覚するという訳です。
10月14日朝(水)
熱は、36.8℃。
念のためインフル検査をすると、A型陽性に出た。
状況からインフルの可能性は強かったが、あまりに症状がないので陰性かもと考えていた。
熱はほぼ下がっていたが、タミフルを飲ませる。
one point advice:季節性インフルではタミフルは発症から48時間以内に投与しないと有効ではないと言われていますが、新型インフルは48時間以降でも肺の中でウイルスの増殖は続くために服用の効果はあると考えられます。
いたって元気で部屋を出て遊びたがる、が部屋から出ることは我慢してもらう。
one point advice:熱が下がっても、感染力は残っています。解熱後も最低2日間は外出などは避けて、人にうつさない事がとっても大事です。
10月15日(木)朝
熱は、36.3℃と平熱へ。
元気もよく、食欲もいつもと同じ。
さかんに部屋を出て遊びたいようだが、解熱後48時間を厳守。
one point advice:新型インフルの重症例は、インフルエンザ様症状が改善後、再発熱や咳の悪化することが危険な兆候です。油断しないように子供はよく観察することが大切。
PS. 家族への感染は防ぐことができました。
まとめ:今回の新型インフルは、一般的には軽症と考えられます。そして症状の幅が非常に広く、典型的な症状を来さない軽い症状のみで治ることが多いようです。一方で一定の率で重症例も出ています。この重症例のほとんどがウイルス性肺炎で、その経過は1〜2日には通常のインフルエンザ症状だったのが、3日目以降に急激に悪化しているとのことです。もちろんその症状の出現の仕方には個人特有のものがあります。
重症化に至る危険な兆候
1. インフルエンザ様症状改善後の再発熱や咳の悪化
2.激しい持続性の嘔吐
3.頻呼吸や呼吸困難
4.蒼白、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色を帯びること。唇・爪・四肢の先などで目立つ)
5.水分摂取不良
6.意識あるいは意志疎通不良
7.機嫌が悪く、だっこされることをいやがる
漢方はどこの国の医学でしょうか?
質問:「漢方」って中国の医学 or 日本の医学 or その他の国の医学でしょうか?
答え
漢方は、れっきとした日本の医学です。
中国の医学は「中医学」といいます。
「漢方」という言葉は江戸時代のオランダ医学の「蘭方」に対して作られた日本の造語です。
漢方薬は数千年にわたり薬として効果があることが知られていた生薬(草根木皮を乾燥したもの)をいくつか組み合わせた混合薬です。
実際に漢方薬は、2〜18種類程度までの生薬で構成されています。
2種類の生薬で構成された漢方の代表は「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」というものです。
これは「こむらがえり」の特効薬です。
夜中に寝ていたときに足がつった痛みで起きた経験は一度はあると思います。
18種類の生薬で構成された漢方の代表は「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」です。
このブログの「肥満と漢方:目指せダイエット」で書いてあります。
このように複数の生薬を決められた組み合わせで治療に用いたのが漢方薬です。
これに対して中国からの輸入薬品は中医薬もしくは中国の民間薬か健康食品のたぐいであって漢方薬ではありません。
また日本にも民間薬は存在します。原則的に単味であり、例えば、“ドクダミ”や“ゲンノショウコ”や“ヨモギ”などはこれだけで服用されます。
「ゲンノショウコ」っておもしろい名前でしょう?
昔から下痢止めの薬草として使われてきたもので、江戸時代の始め頃から用いられ、これを服用するとたちまち効き目が現れることから「現之証拠(ゲンノショウコ)」という名がついたと言われています。
漢方薬は病気のある部分だけを治すのでなく人間に本来備わっている治す力を高めてからだ全体のバランスを整えることを基本としています。
漢方の特徴は同じ病気であっても体質や病態によっては飲む漢方が違うということもあります。
たとえば
やせた人の高血圧には「真武湯(しんぶとう)」
太った人の高血圧には「大柴胡湯(だいさいことう)」
と異なる漢方薬が用いられます。
また一つの病気にだけ効果があるというわけでもないのです。
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」という漢方は、貧血、倦怠感、更年期障害、月経障害、月経困難、不妊、動悸、慢性腎炎、妊娠中の諸病、脚気、半身不随、心臓弁膜症などに効果があるとされます。
更年期障害から不妊から心臓弁膜症からと西洋薬では考えられない範囲ですので、なんだか不思議な感じがすると思います。
理解のためには専門的ですが、漢方理論として「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」をしらなくてはなりません。
お酒を飲むと「五臓六腑に染み渡る」とよく表現されますがご存じでしょうか?
この五臓六腑のお話だけでもまだまだ書かなくてはいけませんが、一回分のブログとしては少し長くなってきたようですのでこの辺で終わりにします。
今後、漢方のお勉強になるように続きを書きたないな〜と思います。
答え
漢方は、れっきとした日本の医学です。
中国の医学は「中医学」といいます。
「漢方」という言葉は江戸時代のオランダ医学の「蘭方」に対して作られた日本の造語です。
漢方薬は数千年にわたり薬として効果があることが知られていた生薬(草根木皮を乾燥したもの)をいくつか組み合わせた混合薬です。
実際に漢方薬は、2〜18種類程度までの生薬で構成されています。
2種類の生薬で構成された漢方の代表は「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」というものです。
これは「こむらがえり」の特効薬です。
夜中に寝ていたときに足がつった痛みで起きた経験は一度はあると思います。
18種類の生薬で構成された漢方の代表は「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」です。
このブログの「肥満と漢方:目指せダイエット」で書いてあります。
このように複数の生薬を決められた組み合わせで治療に用いたのが漢方薬です。
これに対して中国からの輸入薬品は中医薬もしくは中国の民間薬か健康食品のたぐいであって漢方薬ではありません。
また日本にも民間薬は存在します。原則的に単味であり、例えば、“ドクダミ”や“ゲンノショウコ”や“ヨモギ”などはこれだけで服用されます。
「ゲンノショウコ」っておもしろい名前でしょう?
昔から下痢止めの薬草として使われてきたもので、江戸時代の始め頃から用いられ、これを服用するとたちまち効き目が現れることから「現之証拠(ゲンノショウコ)」という名がついたと言われています。
漢方薬は病気のある部分だけを治すのでなく人間に本来備わっている治す力を高めてからだ全体のバランスを整えることを基本としています。
漢方の特徴は同じ病気であっても体質や病態によっては飲む漢方が違うということもあります。
たとえば
やせた人の高血圧には「真武湯(しんぶとう)」
太った人の高血圧には「大柴胡湯(だいさいことう)」
と異なる漢方薬が用いられます。
また一つの病気にだけ効果があるというわけでもないのです。
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」という漢方は、貧血、倦怠感、更年期障害、月経障害、月経困難、不妊、動悸、慢性腎炎、妊娠中の諸病、脚気、半身不随、心臓弁膜症などに効果があるとされます。
更年期障害から不妊から心臓弁膜症からと西洋薬では考えられない範囲ですので、なんだか不思議な感じがすると思います。
理解のためには専門的ですが、漢方理論として「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」をしらなくてはなりません。
お酒を飲むと「五臓六腑に染み渡る」とよく表現されますがご存じでしょうか?
この五臓六腑のお話だけでもまだまだ書かなくてはいけませんが、一回分のブログとしては少し長くなってきたようですのでこの辺で終わりにします。
今後、漢方のお勉強になるように続きを書きたないな〜と思います。
インフルエンザと漢方
インフルエンザのお薬といえば、 シンメトレル、タミフル、リレンザなどの抗ウイルス剤があります。
しかし、A 型インフルエンザ治療に使用されるシンメトレルには耐性増加(いわゆる効かないという意味)の報告があります。
タミフルは1歳未満での安全性が確立していないうえ、因果関係は不明ですが、10 歳代の内服者における異常行動の報告が相次ぎました。
リレンザも吸入困難例や4 歳以下の幼児に対する安全性は確立していません。
実際、吸入式ですので幼児には難しい。
ワクチンも受けられるのかわからない現況と、更にこうした抗ウイルス剤に対する不安があることも事実です。
ここで注目されるものに 麻黄湯という漢方 があります。
麻黄湯が、こうした抗ウイルス剤と同じ程度の効果があるという報告が散見されます。
麻黄湯はインフルエンザウイルスへの直接作用の他に、免疫宿主側に働きかけることによって、抗インフルエンザ効果を示したのではないかと推測されているのです。
麻黄湯は0.08 〜 0.19g/kg/日を分3(最大7.5g/日)で投与されます。
医師向けの冊子によると、麻黄湯の使用適用は、悪寒、発熱、頭痛、腰痛、自然に汗のでないものの次の諸症とあり、感冒、インフルエンザ(初期のもの)、関節リウマチ、ぜんそく、乳児の鼻閉塞、哺乳困難などと書かれています。
麻黄湯の構成生薬は麻黄、桂皮、杏仁、甘草です。
麻黄は、感染から1時間のウイルス増殖初期、細胞への吸着と侵入、脱殻(だっかく)を阻害すると考えられています。
桂皮は、感染後数時間の中期、RNAとタンパク合成を阻害すると考えられています。
これに対し、抗ウイルス剤は感染後期、細胞内部で増殖したウイルスを細胞外に放出する部位を阻害するように働きます。
こうした事実からインフルエンザの感染が疑われたら、まず麻黄湯をそして抗ウイルス剤を併用してみようと個人的には考えています。
症状や体質、年齢などいろいろな要素を考えてこうした漢方も上手に活用することは有効な対策と考えています。
しかし、A 型インフルエンザ治療に使用されるシンメトレルには耐性増加(いわゆる効かないという意味)の報告があります。
タミフルは1歳未満での安全性が確立していないうえ、因果関係は不明ですが、10 歳代の内服者における異常行動の報告が相次ぎました。
リレンザも吸入困難例や4 歳以下の幼児に対する安全性は確立していません。
実際、吸入式ですので幼児には難しい。
ワクチンも受けられるのかわからない現況と、更にこうした抗ウイルス剤に対する不安があることも事実です。
ここで注目されるものに 麻黄湯という漢方 があります。
麻黄湯が、こうした抗ウイルス剤と同じ程度の効果があるという報告が散見されます。
麻黄湯はインフルエンザウイルスへの直接作用の他に、免疫宿主側に働きかけることによって、抗インフルエンザ効果を示したのではないかと推測されているのです。
麻黄湯は0.08 〜 0.19g/kg/日を分3(最大7.5g/日)で投与されます。
医師向けの冊子によると、麻黄湯の使用適用は、悪寒、発熱、頭痛、腰痛、自然に汗のでないものの次の諸症とあり、感冒、インフルエンザ(初期のもの)、関節リウマチ、ぜんそく、乳児の鼻閉塞、哺乳困難などと書かれています。
麻黄湯の構成生薬は麻黄、桂皮、杏仁、甘草です。
麻黄は、感染から1時間のウイルス増殖初期、細胞への吸着と侵入、脱殻(だっかく)を阻害すると考えられています。
桂皮は、感染後数時間の中期、RNAとタンパク合成を阻害すると考えられています。
これに対し、抗ウイルス剤は感染後期、細胞内部で増殖したウイルスを細胞外に放出する部位を阻害するように働きます。
こうした事実からインフルエンザの感染が疑われたら、まず麻黄湯をそして抗ウイルス剤を併用してみようと個人的には考えています。
症状や体質、年齢などいろいろな要素を考えてこうした漢方も上手に活用することは有効な対策と考えています。
妊娠さんのインフルエンザ情報
毎日、インフルエンザのニュースが流れています。
ここでは、日本産婦人科学会で出されていますインフルエンザQ&Aをそのまま引用してみます。
とっても長いのですが是非、参考にして下さい。
でも、かからないことが一番。
手洗い、うがい、そして 鼻うがい も考えてね。
妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての
新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A
(一般の方対象)
平成21年9月7日
社団法人 日本産科婦人科学会
A1: 妊婦は肺炎などを合併しやすく、基礎疾患がある方と同様に重症化しやすいことが明らかとなりました。
A2: 安全かつ有効であると考えられています。季節性インフルエンザワクチンに関しては米国では長い歴史があり、安全性と有効性が証明されています。米国では毎年、約60万人の妊婦さんが季節性インフルエンザワクチン接種を受けていますが、大きな問題は起こっておりません。妊娠中にワクチン接種を受けた母親からの赤ちゃんについても有害事象は観察されていません。新型インフルエンザワクチンも季節性インフルエンザワクチンと同様な方法で作られているので同様に安全と考えられています。ワクチンを受けることによる利益と損失(副作用など)を考えた場合、利益のほうがはるかに大きいと世界保健機構(WHO)も考えており、妊婦に対する新型インフルエンザワクチン接種を推奨しています。また、ワクチンを受けるということは「自分を守る」とともに、「まわりの人を守る」ことにつながります(妊娠中にワクチンを受けると出生した赤ちゃんも数ヶ月間インフルエンザになりにくいことが証明されています)。
Q3:妊婦にインフルエンザ様症状(38℃以上の発熱と鼻汁や鼻がつまった症状、のどの痛み、咳)が出た場合、どのようにすればよいでしょうか?
A3:インフルエンザであった場合、症状発現後48時間以内の抗インフルエンザ薬(タミフル)服用開始が重症化防止に最も効果があります。予め医療機関に電話をして早期に受診し、タミフルによる治療を受けます。
この際、他の健康な妊婦や褥婦への感染を予防するために、かかりつけ産婦人科医を直接受診することは極力避け、地域の一般病院受診をお勧めします。あらかじめ受診する病院を決めておくと安心です。もし、一般病院での受診が困難な場合には、かかりつけ産婦人科医が対応します。この際にも事前に電話をして受診します。これは他の妊婦への接触を避けるために非常に重要な注意点になります。当然ですが、産科的問題(切迫流・早産様症状、破水、陣痛発来、分娩など)に関しては、新型インフルエンザが疑われる場合であっても、重症でない限り、かかりつけ産婦人科施設が対応します。いずれの病院へ 受診する際にもマスク着用 での受診をお勧めします。これは他の健康な方に感染させないための重要なエチケットとなります。
新型インフルエンザであっても簡易検査ではしばしばA型陰性の結果が出ることに注意が必要です。周囲の状況(その地域で新型インフルエンザが流行しているなど)から新型インフルエンザが疑われる場合には、 簡易検査結果いかんにかかわらずタミフルの服用をお勧めします。妊婦は基礎疾患がある方と同様に重症化しやすいことが明らかとなったために、このようなお勧めをしています。
ここでは、日本産婦人科学会で出されていますインフルエンザQ&Aをそのまま引用してみます。
とっても長いのですが是非、参考にして下さい。
でも、かからないことが一番。
手洗い、うがい、そして 鼻うがい も考えてね。
妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての
新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A
(一般の方対象)
平成21年9月7日
社団法人 日本産科婦人科学会
Q1: 妊娠している人は一般の妊娠していない人に比べて新型インフルエンザに感染した場合、症状が重くなるのでしょうか?
A1: 妊婦は肺炎などを合併しやすく、基礎疾患がある方と同様に重症化しやすいことが明らかとなりました。
Q2: 妊婦が新型インフルエンザワクチンを受けても大丈夫でしょうか?
A2: 安全かつ有効であると考えられています。季節性インフルエンザワクチンに関しては米国では長い歴史があり、安全性と有効性が証明されています。米国では毎年、約60万人の妊婦さんが季節性インフルエンザワクチン接種を受けていますが、大きな問題は起こっておりません。妊娠中にワクチン接種を受けた母親からの赤ちゃんについても有害事象は観察されていません。新型インフルエンザワクチンも季節性インフルエンザワクチンと同様な方法で作られているので同様に安全と考えられています。ワクチンを受けることによる利益と損失(副作用など)を考えた場合、利益のほうがはるかに大きいと世界保健機構(WHO)も考えており、妊婦に対する新型インフルエンザワクチン接種を推奨しています。また、ワクチンを受けるということは「自分を守る」とともに、「まわりの人を守る」ことにつながります(妊娠中にワクチンを受けると出生した赤ちゃんも数ヶ月間インフルエンザになりにくいことが証明されています)。
Q3:妊婦にインフルエンザ様症状(38℃以上の発熱と鼻汁や鼻がつまった症状、のどの痛み、咳)が出た場合、どのようにすればよいでしょうか?
A3:インフルエンザであった場合、症状発現後48時間以内の抗インフルエンザ薬(タミフル)服用開始が重症化防止に最も効果があります。予め医療機関に電話をして早期に受診し、タミフルによる治療を受けます。
この際、他の健康な妊婦や褥婦への感染を予防するために、かかりつけ産婦人科医を直接受診することは極力避け、地域の一般病院受診をお勧めします。あらかじめ受診する病院を決めておくと安心です。もし、一般病院での受診が困難な場合には、かかりつけ産婦人科医が対応します。この際にも事前に電話をして受診します。これは他の妊婦への接触を避けるために非常に重要な注意点になります。当然ですが、産科的問題(切迫流・早産様症状、破水、陣痛発来、分娩など)に関しては、新型インフルエンザが疑われる場合であっても、重症でない限り、かかりつけ産婦人科施設が対応します。いずれの病院へ 受診する際にもマスク着用 での受診をお勧めします。これは他の健康な方に感染させないための重要なエチケットとなります。
新型インフルエンザであっても簡易検査ではしばしばA型陰性の結果が出ることに注意が必要です。周囲の状況(その地域で新型インフルエンザが流行しているなど)から新型インフルエンザが疑われる場合には、 簡易検査結果いかんにかかわらずタミフルの服用をお勧めします。妊婦は基礎疾患がある方と同様に重症化しやすいことが明らかとなったために、このようなお勧めをしています。
Q4: 妊婦の新型インフルエンザ感染が確認された場合の対応はどうしたらいいでしょうか?
A4: ただちに抗インフルエンザ薬(タミフル、75mg錠を1日2回、5日間)を服用するよう、お勧めします。
Q5: 妊娠した女性が新型インフルエンザ感染者と濃厚接触(ごく近くにいたり、閉ざされた部屋に同席した場合)した場合の対応はどうしたらいいでしょうか?
A5: 抗インフルエンザ薬(タミフル、あるいはリレンザ)服用(予防目的)をお勧めします。
Q6: 抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)はお腹の中の赤ちゃんに大きな異常を引き起こすことはないのでしょうか?
A6: 2007年の米国疾病予防局ガイドラインには「抗インフルエンザ薬を投与された妊婦および出生した赤ちゃんに有害な副作用(有害事象)の報告はない」との記載があります。また、これら薬剤服用による利益は、可能性のある薬剤副作用より大きいと考えられています。催奇形性(薬が奇形の原因になること)に関して、タミフルは安全であることが最近報告されました。
Q7: 抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)の予防投与(インフルエンザ発症前)と治療投与(インフルエンザ発症後)で投与量や投与期間に違いがあるのでしょうか?
A7: 米国疾病予防局の推奨
(http://www.cdc.gov/h1n1flu/recommendations.htm) では以下のようになっていますので、日本でも同様な投与方法が推奨されています。
1.タミフルの場合
予防投与:75mg錠 1日1錠(計75mg)
治療のための投与:75mg錠 1日2回(計150mg)5日間
なお、日本の2008年Drugs in Japanによれば、治療には上記量を5日間投与、予防には上記量を7日〜10日間投与となっています。
2.リレンザの場合
予防投与:10mgを1日1回吸入(計10mg)
治療のための投与:10mgを1日2回吸入(計20mg)
なお、日本の2008年Drugs in Japanによれば、治療には上記量を5日間吸入、予防には上記量を10日間吸入となっています。
Q8: 予防投与の場合、予防効果はどの程度持続するのでしょうか?
A8: タミフル、リレンザともに2008年Drugs in Japanによれば、これらを連続して服用している期間のみ予防効果ありとされています。
Q9: 予防投与した場合、健康保険は適応されるのでしょうか?
A9: 予防投与は原則として自己負担となりますが、自治体の判断で自己負担分が公費負担となる場合があります。
Q10: 感染している(感染した)母親が授乳することは可能でしょうか?
A10: 母乳を介した新型インフルエンザ感染の可能性は現在のところ知られていません。したがって、母乳は安全と考えられます。しかし、母親が直接授乳や児のケアを行うためには以下の3条件がそろっていることが必要です。
1)タミフルあるいはリレンザを2日間以上服用していること
2)熱が下がって平熱となっていること
3)咳や、鼻水が殆どないこと
これら3条件を満たした場合、直接授乳することや児と接触することができます。ただし、児と接触する前に手をよく洗い、清潔な服に着替えて(あるいはガウンを着用し)、マスクを着用します。また、接触中は咳をしないよう努力することをお勧めします。上記3条件を満たしていない間は、母児は可能なかぎり別室とし、搾乳した母乳を健康な第三者が児に与えることをお勧めします。このような児への感染予防行為は発症後7〜10日間にわたって続けることが必要です。発症後7日以上経過し、熱がなく症状がない場合、他人に感染させる可能性は低い(まったくなくなったわけではない)と考えられていますので通常に近い母児接触が可能となります。






