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札幌アップル発:婦人科医師のお話を

平成15年、札幌駅北口前の札幌エルプラザに開業しました。不妊治療をはじめ、思春期~更年期までの女性のサポート役としての産婦人科医師を目指しています。日々の婦人科診療の中で気がついたことや気軽な話題など書いてみたいと思います。

2015年8月から、AICSにすい臓がん検査が加わりました。

AICSとは、AminoIndex Cancer Screening の略で、血液中の各種アミノ酸濃度から健康状態や疾病の可能性を明らかにする技術を活用した解析サービスです。

完全予約制で平日のみです。
対象ガン対象年齢
子宮頚ガン・子宮体ガン・卵巣ガン20~80歳
前立腺ガン40~90歳
胃ガン・肺ガン・大腸ガン・膵臓ガン・乳がん25~90歳


食後8時間以上あけて、午前中の採血となります。

アミノ酸のサプリメント、スポーツ飲料、アミノ酸製剤、牛乳、ジュースなども控えて下さい。

妊娠されている方は検査は受けられません。


健康な状態におけるアミノ酸濃度は一定に保たれています。

ガンの人では血液中の各種アミノ酸濃度バランスが変化します。

この変化を検査することで子宮頸ガン、子宮体ガン、卵巣ガン、乳ガン、胃ガン、すい臓ガン、肺ガン、大腸ガン、前立腺ガンのリスクを予測することが可能なのです。


たった一度の採血で複数のガンのリスクを同時に予測できるということです。


ただし、子宮頚ガン、子宮体ガン、卵巣ガンはいずれかのガンであるリスクはわかりますが、それぞれのガンのリスクについてはわかりません。

3つのうちのどれかはわからないという意味です。つまり、この3つはまとめて1種類の検査となります。




統計

■検査は3種類あります。残念ながら全て保険適用外となります。

女性AICS(6種)1.子宮卵巣ガン(子宮頚ガン・子宮体ガン・卵巣ガン)2.乳がん3.胃ガン4.肺ガン5.大腸ガン6.膵臓ガンのリスクを調べます。25000円(消費税別)

女性
AICS(2種)1.子宮卵巣ガン(子宮頚ガン・子宮体ガン・卵巣ガン)2.乳がんのリスクを調べます。10000円(消費税別)

男性AICS(5種)1.胃ガン2.肺ガン3.大腸ガン4.前立腺ガン5.膵臓ガンのリスクを調べます。
23000円(消費税別)



胃がん 

AICS値は、0.0~10.0の間の値をとり、ガンである確率が高いほど高値になります。

ガンの有病率は約0.1%といわれていますので、1万人の中には10人の胃ガン患者がいると考えられます。
胃ガン患者のAICS値の分布から推定すると、胃ガン患者は、ランクAには8000人中2.5人、ランクBには1500人中2.4人、ランクCには500人中5.1人いると推測します。

上記のような検査結果がでます。ランクA→ランクB→ランクCの順番でガンリスクは高くなるといえます。

ただし、これはあくまでもリスクの予想です。病気の診断ではありません

考え方として、リスクが高いとわかったら、しっかりと精密検査をしましょうということです。