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札幌アップル発:婦人科医師のお話を

平成15年、札幌駅北口前の札幌エルプラザに開業しました。不妊治療をはじめ、思春期~更年期までの女性のサポート役としての産婦人科医師を目指しています。日々の婦人科診療の中で気がついたことや気軽な話題など書いてみたいと思います。

アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンです。
ためしてガッテンでも紹介されていました。

アディポネクチンは、全身の血管のメンテナンスをしてくれる成分です。
長寿ホルモンのアディポネクチンが正常に分泌されていれば、血管のメンテナンスの働きにより、修復、予防ができるのです。
不足すると糖尿病やガン、心臓病、肝臓病、アルツハイマー病などが発症しやすくなると考えられています。

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100才以上の長寿者では血液濃度が高いという研究もあります。
あの「きんさん、ぎんさん」という双子の姉妹。あまり知られていませんが、長寿の秘密を探るため病理解剖を受けています。その結果分かったのは血管や内臓がとても若々しい状態にあった事でした。解剖を担当した医師によると20歳は若いと言っても言い過ぎではなかったそうです。

これは、きんさんぎんさんの体の中に長生きホルモンであるアディポネクチンがたくさんあったからだと考えられます。

■アディポネクチンを増やすには
1. 内臓脂肪を減らす(体重を減らす) ⇒ 有酸素運動が有効
2. アディポネクチンを増やす食物を採る ⇒ 緑黄色野菜・海草類・大豆製品・青魚
3. アディポネクチンのような作用をする食べ物を採る ⇒ りんご・キウイ・トマトなど
4. アスタキサンチンを摂取。
このアスタキサンチンは、メタボ(メタボリック症候群)への効果がある研究結果があります。
メタボとは内臓脂肪の蓄積によって、インスリンの働きが低下し糖尿病、高血圧などの危険因子が高まっている状態を指します。

100000001002612369_10204_20160628231832fa2.jpg例えば、DHCサプリ、20日分で1000円前後。

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メタボリックシンドロームいわゆるメタボになると、内臓脂肪が肥大化し脂肪細胞から分泌されるアディポネクチン分泌が低下します。
アディポネクチンはインスリン効果の感受性を高める働きがあります。
逆にインスリンが効かなくなると、糖尿病、高脂血症、高血圧などの症状が出ます。

アディポネクチンの量は血液検査でわかります。
自費検査ですので、アップルでは、6000円(税込)となります。

アミノインデックスといい、血液検査や尿検査だけでいろいろなことがわかっていくのでしょうね(素晴らしい!)。

日立製作所と住友商事グループは6月14日、尿検査でがんにかかっているかを判別する技術を開発したと発表しました。現在主流の血液を使った検査よりも簡易で、費用も安くなる可能性があります。臨床データを積み上げ、実用化を目指す方向で実現まではもう少し待って下さい。

さらに日立と住商ファーマインターナショナル(東京)が、乳がん、大腸がんの患者と健常者を各15人ずつ調べ、尿に含まれる1300種類以上の老廃物を解析したところ、乳がんと大腸がんの患者でそれぞれ、特定の老廃物が増減していた事実をつきとめたとのことです。がん患者か否かを判別できるほか、乳がんと大腸がんの違いも明確に出きたと発表されました。

slide_491850_6787256_compressed_20160609210847fe9.jpgうっ歯っ歯(うっしっし):耳立ってます!
今、大評判のCMです。

地震、放射能問題など憂うつ気分ですが。

一度、ご覧下さい。

 森の木琴 

この写真はどうでしょうかhttp://fukkou-noroshi.jp/posters/#iwate
この花はなんでしょう

南高梅の花

この実がこうなります。



梅干し

なぜ梅干しの宣伝?

みくずれ梅干し という愛嬌のある名前。

なんだか気になりません?

で、わざと大きくした写真の、文字に注目!



製造途中で形を損なった梅干しを詰めました。
味、品質は、まったく変わりません。


梅干し裏








左の写真のラベルの文字をおこしてみますと

当店では、調味料(アミノ酸等)やエキス類・甘味料(ステビア)・ビタミンB1に依存した味漬けはおこなっておりません。

品名 みくずれ紫蘇梅
名称 梅干
原材料名 梅、漬け原材料(食塩、しそ)
和歌山県(梅)










しそ梅とは、本来梅、食塩、しそだけで
製造するもの。


しその色を出すための着色料として野菜色素(赤キャベツ)
を添加するしていたり、実質酢で漬けただけの梅干しがあるようです。でも、風味なども変わるため、これでは本当の「しそ梅」とは言えないかもね。

その点この梅干しは、たとえみくずれでもこうしたいっさいの添加物なしの本格派。
ただし、実際に食べてみて、梅干しの大きさは大小入り交じってます(これがまたいい)が、みくずれしているといった感じはないです。瓶の中にいれてあるわけですから、底に近づくほど少しつぶれ気味かな。

健康志向で低塩をうりにしている梅干しもあります。
これは梅干を一度塩度18~20%に漬け込む(けっして少ない塩で漬け込むのではない
その後、水などで塩を抜く
一緒に梅干本来の味、香りなども抜けてしまう
化学調味料(アミノ酸)や、甘味料(ステビア)等を添加
旨み、甘みを強く感じるおいしい梅干が完成
食品添加物のとりすぎに注意となるわけです。

梅干の最大の効果は、
天然の有機酸(クエン酸)
を十分に含んでいる梅干について
のみ言えること。
クエン酸は糖質の代謝を促進し
疲労によってたまった乳酸を分解
するなどの効果があるのです。

梅干しですので、食べた感想は、タイトル 「すっぺ~」 でした。
でもなんとなくフルーティーで果実なんだな~と感じました。

ただ、普段食べやすい甘いタイプの梅干しに慣れている方は、本当にしょっぱい!と感じると思います。

これから夏をむかえて食欲も低下する季節。疲労回復をうたったクエン酸のサプリメント補給もいいのですが、時にこうした本物梅干しをサプリ感覚で食べられ本物クエン酸を補給してははいかがでしょうかというお話でした。

150g入っていて、この本格派梅干しのお値段は450円です。

ここまで読まれて、思わず唾液を飲み込んでしまった方。

東急デパ地下に売ってます。


今回は少し真面目なお話です。

ちょっと難かしくなりますが、アンチエイジング医学とは加齢という生物学的プロセスに介入を行い,加齢に伴う動脈硬化や,ガンのような加齢関連疾患の発症確率を下げ,健康長寿をめざす医学です。つまりアンチエイジング医学は加齢に焦点をあてた究極の予防医学といえます。

アンチエイジング医学が注目されてきた背景には,エイジングのサイエンスが進み,細胞生物学的なプロセスのひとつとして介入の可能性があることがわかってからなのです。

加齢は神秘のベールの中の避けられないものではなくなりつつあります。

1980年代までは,加齢のプロセスは非常に複雑で(もちろん今でも複雑には変わりないが),とても介入など不可能であると思われていました。

現在、加齢のメカニズムに関しては少しずつ情報が整理されて,加齢に大きく関与する分子機構が解明されつつあるのです。

すでに現時点において,カロリー制限仮説と,酸化ストレス仮説は十分に認められる理論となっており,臨床的に応用可能な情報も生まれてきています。

 最初の発見は1935年にさかのぼります。

マウスの実験で,摂取カロリーを70%程度に減らすと(CR:カロリー制限),マウスの寿命が長くなることがわかったのでした。

さらに1988年に、ある遺伝子の変異(エイジ1)により線虫の寿命が延長することが報告されたのでした。なんとたった1つの遺伝子変異によって寿命が1.5倍になったのでした。さらに,このエイジ1という遺伝子は哺乳類においてインスリンシグナルの中核を占めることがわかり,CRとともに「食べ物がたくさんある状態」では、インスリンシグナルが活性化しエイジングが促進するということがわかってきたのです。

逆に言うと、インスリンシグナルを抑制することが長寿になるということです。

簡単に言うと、食べ過ぎるなということでしょうか。
そして、食の中味をよく考える事なのです。

以前書いた、「炭水化物とはなんぞや?」のあたりを読み返してみてください。

メタボリックシンドロームになることは、加齢を促進するプロセスになったと考えることができるのです。

食事には十分気をつけて適度な運動を継続し、インスリンシグナルを抑制することが、アンチエイジングの基本であるという、まことに単純かつ重要な結論でした。